KOREA-JAPANフライインの記録(AOPA-KOREA会長 HaeWoon Lee) of AOPA2012手直し


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KOREA-JAPANフライインの記録(AOPA-KOREA会長 HaeWoon Lee)

 2週間前のテスト飛行終了後、すぐさま本隊の運航申請に入ったが、内部で右往左往するうちに時間が経ってしまい、飛行機が福岡に集結する前日になってやっとインチョン直行ルートに変更され、申請した運航許可を手にすることが出来ました。
 インチョンに行き先を変えてから、急いでホテルの予約、セミナー場、参加人数確定、セミナーの進行、運送手段、インチョン空港CIQ支援、航空出入手続きなど、全てが1日で完了。
 行事に参加する会員が作業を分担し、各自の担当分野で緊張の中で進行するうちに、お互いに顔も知らない間柄だった人々が、すぐ緊密な連絡体制ができあがりました。
 到着の日、インチョン国際空港では、空港ランプ入場パスを手に入れた数人が、ランプパーキングスポットに入り、持っていた無線機でソウルアプローチを聞きながら待っていました。
 雨が降るとの予報が外れ、ATISでは視程が3.5KMと言っていました。
 しばらく待つと最初到着予定のJA007Cキングエアー双発機がアプローチ、7,000フィートに入り、しばらく待つとファイナルに進入し、視程がよくなかったため滑走路真近に来て、やっと視野に入りました。
 大型空港に着陸すると、着陸後のグラウンドでタクシーウェイを探し回るのが大変な場合もあるので、少し心配しましたが、順調に進んで待機している場所まで来ました。グランウンドとの無線交信も特に無く、順調にたどり着いたので後で聞いてみると、地面のランプで行き先を点滅してくれて、とても楽だったそうです。なるほどそうだったか…、それもそうだろう…、照明料(約1万円ちょっと)が請求される筈ですから。
 お互いに感激の対面をしている間、到着時間が10分間隔になるように調整していたので、目を離す間も無く、飛行機がそれこそ降ってきました。
 次いで、マリブ2機、ボナンザ1機、最後に元JAL機長が乗った一番遅いチェロキーが入ってくるまでは、約30分くらい掛る筈なので、まずは記念撮影をして、CIQをしている最中に電話が…、
 パーキングしているマリブ1機の前輪の空気が抜けたとのこと!! 取り敢えず、行ってみると、先程までなんともなかったものが、完全にパンクしていました。


そうこうするうちに、最後のチェロキーも入り、一旦皆をCIQに出し、私と整備士のパク・ジンソク会員が残って、前輪を取り外すことにしました。パク会員がアシアナ航空に工具を借りに行く間、雨も少し降ってきたので、一人でマリブの中で一息つく事ができました。飛行機が全て入ったことで緊張が緩み、感慨深さに浸っていました。
 前輪を持ち上げるジャッキがないので、CIQを手伝うために出ていたケイバスのキム課長一行を含む5名が機体の前を持ち上げると、前輪が浮いたので、その隙に車輪を抜いて支えをしておきました。次の日あちこちに問い合わせると、運のいいことに、水色航空大学校に予備のチューブがあったので、交換することができました。
 このため、ホテルで6時に始まるはずのセミナーが遅れ、1時間遅れてやっと始めることができました。日本側15名の人数に合わせて、こちらも15名に制限して、30人だけの参加となりましたが、歴史的な両国GAセミナーでした。
 両国GAの現況とこれからの両国間の協力方案などが発表されました。運航許可がせめて1週間前に下りていたら、もっとゆとりを持って準備し、この機会に会員同士がお互いに知り合えるいい機会だったのに、とても残念でした。招待できなかった会員に申し訳ない気持ちです。

土曜日の午前は、殆どの方がソウルは数回訪問されているので、自由に過ごして頂きました。
 夕方は幹部数人が日本側主催の行事に参加する形となりました。皆さん満足され、これからも両国AOPAの協力下で韓・日の空を自由に行き来できるようになったことを慶びました。遠くない日に、私たち韓国の会員も飛行機で日本を訪問することを約束しました。
 出発の日曜日、到着の日と同様に記録を撮るためイ・ブヨン氏がカメラをこっそり持ち込むことにしていましたが、手際が悪く、取り上げられたため、一枚の記録も残せなかったのがとても残念です。10分間隔で、ジャンボ機の間を縫うように飛び立ちました。
 全機を見送った後、行事進行スタッフで近くの永宗島インチョン空港で焼酎を傾けながら、お互いに労をねぎらいました。
 GAの底辺拡大には、飛行機に関心のある多くの人の参加を誘導しなければならないと思いました。我が国にはGA飛行機が少ないので、このような機会がある度に外国の飛行機も呼んで、一般人も心行くまで飛行機に接することができる行事をしていこうと決心しました。聞いたところでは、一部飛行機好きの青少年の中には、飛行機が見たくて、永宗島インチョン空港まで来る一番安い交通手段を選んで、遠くから飛行機を見て帰るという話を聞いて心が痛みました。
 ご存知の通り、来年もソウル・エアーショウが開催されるので、AOPAの名前で飛行機展示空間を要請し、非営利団体であるだけに、無料で場所さえ提供してもらえれば、金蒲にある我がAOPA会員の航空機(セスナ1機、ロビンソンヘリ1機)とヨンヤンにある、ビュティーフライ飛行機(セスナ1機、モール1機)、そして今回のような日本の飛行機などを招待し、一般人が写真も撮れて、可能なら抽選で操縦もできる機会も設けようというアイディアも出ました。
 参加された会員のみならず、見守ってくださった会員の皆様にも御礼申し上げ、これからも参加の機会を多く設けるつもりでおりますので、機会がある度にふるってご参加くださるようお願い申し上げます。
 もう一度惜しみない支援をしてくださったケイバス社長以下、職員の皆様に感謝申し上げます。