AOPA-JAPAN Fly In

横田フライイン&カンファレンス開催に際して
      AOPA-JAPAN 会長 今橋 一成

 第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、占領軍は全ての航空産業のみならず国民が空 を飛ぶ事さえ禁止しました。
 あれから65 年、国民が空を飛ぶ自由は回復されましたが、一度禁止された事がトラウマとなり、日本の小型機の世界は縮小の一途を辿っています。
 現在日本に存在する小型機は僅か500機足らずです(アメリカは14万機)。
 第二次世界大戦が終わったあとも世界は不穏な情勢が続き、終戦後、平和憲法により日本は軍隊を持たず、不穏な世界情勢の中で自国を守る事さえ出来ない状況が続いています。この様な状況の中で今もアメリカ軍の基地が日本国内に多数点在しており、我々日本の小型機はこの様な飛行場には一切着陸出来ませんでした。
 しかし2010 年3 月20 日、我が国小型機の世界にって画期的な事が起こりました。
 東京都下八王子の西に位置する横田飛行場(米軍基地の飛行場)に遂に40機もの日本の小型機が着陸、盛大な歓迎を受けたのです。
 さて、日本の首都である東京の上空は、現在も未だ米軍の管制下にあります。
 このため、この空域を飛行する小型機は横田ラプコンにコンタクトして色々な飛行情報を入手しますが、東京上空ではニアミスが頻繁に起こっている、と言う事から、横田管制としては、一度、日本の小型機のパイロットと話し合いと情報交換の場を持ち、実務者同士で忌憚のない意見交換をしたい、とかねがね希望しておりました。
 そして、政治的な色合いが全く付いていないNPO法人AOPA-JAPANに取り纏めの要請が昨年ありました。
 以後、AOPA-JAPANを主体とした事務局が設置され、本年1月10日、多くの小型機パイロットが陸路で横田基地に集結、基地内で1日会議がもたれました。
 会議では日本の小型機パイロットより非常に多くの質問が出され、多くの疑問点が解消されました。
 そして、次は実際に東京上空の管制を行っている横田基地に実機で着陸する実習を行い、安全を更に確実なものにしよう、と言う事で話しが纏まりました。
 これから後の事につきましては、以下、多くの方々が報告されています。
 この様な画期的なイヴェントが無事故で成功した陰には、多くの米軍関係者の皆様やご家族まで含めたボランティア活動がありました。更に、事務局を引き受けたAOPA-JAPAN関係者の方々の絶大な努力があります。
 この様に多くの方々が一致協力して大事業を成し遂げた原動力は、航空安全に対する思いが一致したからでしょう。
 今後とも、航空安全のため、この様なイヴェントを定期的に行い、小型機パイロットの意識向上に邁進しようではありませんか!


帰り、フライアウトの待ち行列