Leg-01 札幌(千歳Chitose)からPetropavlovsk-Kamchatskiiまで


 2001年6月1日、AOPA JAPAN 世界一周フライトの出発と最初の飛行
最初の飛行は北海道千歳空港(RJCC)からロシア・カムチャッカ半島南端の都市、Petropavlovsk-Kamchatskii(UHPP)までほぼ900NM近い距離の洋上飛行でした。洋上飛行の際、苦労するのが通報点からのポジションレポートで、通常はHF無線機で行います。

しかし、小型航空機は通常はVHF無線機しか搭載していないため、電波の性質上、見通し範囲内しか通信が到達しません。上の地図は航空路と義務通報点を示すものですが、この中で通報点BUMENが問題になりました。そこで我々が採用した方法は、2機の小型航空機を1時間の間隔を置いて飛行させ、通報点BUMENに到着した時お互いにBUMENに到着した事をリレーして連絡して貰う、という方式でした。2機が1時間の間隔で飛行すれば、この2機はいつも通信可能な距離内に存在します。また、どちらかの機体が、ユジノサハリンスク、又は、カムチャスキーの空港に通信可能です。この方式で飛行するため、1番機が午前7時に千歳を離陸、2番機が午前8時に千歳を離陸して、飛行ルートに沿って飛行、予定通りの手順で無事Petropavlovsk-Kamchatskiiに到着、一行はホテルにチェックインして最初の飛行は終了。

5時間半少々の洋上飛行ですが、なにしろ場所が北方領土上空から旧日本領土だった千島列島上空です。年配の人達にとって、緊張と感慨深い飛行であったことでしょう。

さて、到着してみると次の飛行に必要な航空ガソリン(ロシアには無い)が到着していないではありませんか!!!前日、ガソリンを運んで来た貨物飛行機が悪天候で着陸できず引き返した、というのが原因でありました。ガソリンは月曜日に再度運んで来る、ということで皆さん温泉とか鮭釣りで楽しまれることでしょう。インターネットは残念ながら使えないので、ここでの写真は後日掲載になります。

 2001年6月4日
本日夕方、待ちに待ったガソリンが到着しました!!!しかし、次の寄港地ADAKが悪天候のため急遽ルート変更、カムチャッカ半島付け根付近の都市アナディルを経由してフェアバンクスに向かうことになりそうです。ルート変更の許可はモスクワから既に取得、アナディルにガソリンを運ぶ手筈が整い次第カムチャスキーを出発、ナイトフライトも含め、一気にフェアバンクスに向かうことになるでしょう。これで Leg-02 Leg-03 Leg-04 を纏めて一気に突破することになります。





千歳を出発する前、飛行する人、サポート隊、見送り隊、も含めて全員で出発前の記念撮影です。


雨の降る中、前日夕方に千歳空港に到着した2機
翌日になっても翼が濡れています。
前日31日、出発の歓送会もそこそこに明日の飛行の打ち合わせをするメンバーロシア人ナビゲーターも一緒になって飛行ルートの検討に真剣です。


午前7時前、1番機に乗り込むメンバー
良く見えませんが皆さん緊張しています。
千歳空港のクリアランスを得て移動開始
行き先は900NMかなたのPetropavlovsk-Kamchatskii
1時間後、離陸予定の2番機が整備に余念がありません。

こちら、2番機に乗り組むメンバー
1番機に比べて余裕がありそうです。
午前8時過ぎ、2番機も千歳空港のクリアランスを得て
移動開始。
千歳空港では聞いたことのないプロペラ機の音が響いてきました。