フィリピンフライト 安全成功裏に完了 (AOPA-JAPAN事務局長 畑仲 紀子)
本年初の海外フライイン・フィリピンフライトが2月7日~12日にわたり実施、無事、全ての行程を成功裡に終了いたしました。これは毎年2月、フィリピンクラーク基地で開催されるAOPAフィリピン、ロア氏主催、ホットバルーンフェスティバルに今年もAOPAJAPANが招待いただいたものです。
これに応えて、今年は2 機の会員機がはるばるバシー海峡を越えてフィリピンへ飛びました。昨年は5機でフライインしたのですが、今年は石垣での給油問題と英語能力証明資格の問題があり、それらをクリアーした2機の参加となりました。
2月7日夕刻、参加機は川満支部長の待つ那覇空港へ到着です。フライトリーダーは青木常任理事、同乗はAOPA最強のセイフティー全日空佐野キャプテンといつも陽気で賑やかな佐藤教授、そしてAOPAのマドンナ難波さんです。もう一機は今回初参加、初海外フライトに燃える田辺DoctorとセイフティーはAOPAが誇る我らの横山教官です。そして心優しき佐久間(哲)会員と蔦木会員が愛機で那覇まで見送りに来てくれました。
翌朝、川満支部長の完璧なハンドリングで税関・出国手続きをスムーズにクリアー、那覇税関の職員の方に「川満支部長さんはじめAOPAのメンバーの皆さんを信頼していますので」と言っていただき、嬉しく思いました。川満支部長と佐久間・蔦木会員の見送りを受けて、Takeoff、6時間の長~いフライトの後、クラーク基地へ到着。そこにはロア氏と弟のデン氏が私達の入国手続きのためにマニラからかけつけて待っていてくださいました。そしてセブ島から石田会員と山口正輝会員もすでに到着、フィリピンを飛ぶ私達を先導してくださるためここから合流です。
翌朝は石田キャプテンの水先案内ならぬ空先案内でボホール島へ、南の島特有の素朴で賑やかな飛行場です。バスにゆられてこれまた素朴なホテルへ。早速みな目の前のビーチへ直行、泳いだり浜辺でゴザを敷いてマッサージをしたりと、たった半日のリゾート気分を味わいました。
翌日はいよいよマニラ国際空港へ。ロア氏のハンガーへ向かうとAOPAフィリピンのアムラオ会長が両手を広げて待っていてくださいました。早速宿舎のペニンシュラホテルへ。今夜は今回のメインイベント、ロア氏主催のアビエーターパーティーが開催され、世界各国から180名もの招待客が集まりました。
このバルーンフェスティバルも回を重ねること今年で14回目、今ではクラーク基地の行政・軍あげての協力体制で東南アジアの一大航空イベントとなりました。AOPA-Jでは第1回目から1回も欠かさずフライイン参加しております。このフェスティバルを独力で立ち上げ育て、どんな困難にあっても14年間、運営し続けてきたロア氏の計り知れないご苦労を思い、頭の下がる思いです。
今回ロア氏はこの席上、GAに貢献した航空関係者を表彰したいとのことで、タイのスパップ氏や台湾のカオ氏と並び日本からは今橋会長、山縣副会長の推薦で私がその賞をいただくことになりました。
AOPA JAPANからも30年に亘り親交を深め、私達のフィリピンフライトを支え続けてくださっているAOPA フィリピンに感謝の気持ちを表したいと思い、会長のアムラオ氏、理事のロア氏、そして石田会員に感謝の盾を青木常任理事より贈りました。
翌朝はロア氏の見送りを受けてマニラよりクラークへ、そこでデン氏・石田氏のお世話で出国手続きを済ませ、川満支部長の待つ那覇へはナイトで19時着陸いたしました。
こうして大勢の方々のお世話をいただきながら、今年のフィリピンフライトも、無事、終えることができましたことに改めて感謝いたします。参加してくださった皆様、そして応援してくださった会員の皆様、ありがとうございました。
以下、写真集です。